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G.16.2 地震荷重ジェネレータ

STAAD.Proの地震荷重ジェネレータは、UBC、IBC、および他のいくつかのコードに説明される等価横方向荷重解析の手順に従っています。

横方向荷重は、X、Z(Zが上の場合はXとY)方向(水平)に作用し、Y(Zが上の場合はZ)は重力荷重の方向であると仮定されます。したがって、建築物モデルに対して、Y(Zが上の場合はZ)軸は床に垂直で上向き(すべてのY(Zが上の場合はZ)ジョイント座標が正)になります。エンジニアには、それに応じて構造モデルを設定することが要求されます。横方向地震荷重の総和、すなわちベースシアーは、コードの適切な式を使用してSTAAD.Proにより自動的に計算されます。IBC 2003、IBC 2000、UBC 1997、1994、または1985、IS:1893、日本、コロンビア、および他の規準が使用されます。

コードによる荷重生成を行うには、地震地域係数、重要度係数、土壌特性パラメータなどを与えることが要求されます。各コード用に要求される入力の詳細については、「TR.31.2 地震解析用静的力手順の定義」を参照してください。

建築物のある方向の周期を評価するために、プログラムは、レイリー商を使用した方法により周期を計算します。この周期は、地震係数Cを計算するために使用されます。

適切な式によりベースシアーが計算された後、ベースシアーを支持レベルよりも上の各高さに分配します。これらの高さは、コード仕様に従って屋根まで(屋根の高さを含む)です。荷重は、指定された軸の各高さのノードに横荷重として適用されます。荷重は、通常の荷重ケースとして解析と設計用に使用されます。